排水設備点検

給水設備と違い、排水設備は法定点検ではありません。但し、漏水事故や排水のつまりや悪臭といった排水管のトラブルは、生活に支障をきたします。定期的に排水管の清掃を実施することが望ましいでしょう。

腐敗した食物屑、油脂、毛髪、繊維屑、これらの汚れが排水管内部に付着し、徐々に蓄積され排水管内部を細くし、排水不良や悪臭の発生を招く原因となっています。このような汚れを取り除き、常に良い流れを保つことによって快適な生活環境衛生を維持すると共に、排水管の劣化予防策としても排水管清掃は重要な意味をもっています。

排水の種類

マンションの排水は、トイレの『汚水』、台所や風呂・洗面所などの『雑排水』、それに『雨水』に分類されます。
ちなみに下水道法では、排水を『下水』といい、下水は『汚水』と『雨水』に分類されています。

屋内雑排水管清掃

流しトラップ、洗面器、浴室回りを高圧洗浄機又は、空気衝撃洗浄などにより排水管内を清掃し、管内の異物の詰まり等は、手動・電動トーラー及び、高圧洗浄機を用いて除去します。清掃頻度は1回/1〜2年。

高圧洗浄工とは、清水を高圧ポンプにより100kg/立法センチメートルから、160kg/立法センチメートルに加圧し、毎分30リットル〜100リットルの水量にて耐圧ホースを経て、各排水口より排水管内に挿入されたホースの先端ノズルから噴射される水圧と水量により、排水管内の汚れを除去します。

屋外雑排水・汚水・雨水管清掃

高圧洗浄車、汚泥吸収車、補給水タンク車により実施し、ゴミ・堆積物は各々の排水枡で引き上げ、汚泥は吸収させるようにし、下水道、し尿浄化槽に流さないように作業する。また、定期的に枡の蓋をあけて、ゴミや堆積物の点検をします。清掃頻度は1回/3〜5年。

浄化槽設備点検

河川や湖、海の汚れの最大の原因は、私たちの便利な生活がもたらす生活雑排水なのです。そこで、下水道の終末処理施設並みの汚濁物質の除去能力を備える浄化槽がクローズアップされました。
国や自治体も補助や融資を行ってその普及を推進しています。

マンションにおける浄化槽管理には、以下のような浄化槽保守のための設備点検及び清掃の実施が義務付けられています。

1) 原則として毎年1回の保守点検及び清掃の実施(但し、全ばっ気方式の浄化槽は、概ね半年に1回)
2) 法定検査の受検(設置後等の水質検査及び定期検査)
3) 管理技術者の設置義務(処理対象人員が501人以上)