マンションの解体費

マンションの耐用年数が過ぎた後は、建替えを検討することになりますが、その前に現在建っているマンションを解体しなくてはなりません。
解体するには、調査と計画に約1カ月、解体工事に約2カ月、合計で約3カ月掛かり、その費用もばかになりません。

解体費の内訳

一般的に解体費というのは、解体費用以外に養生や撤去(産廃)を含めた費用を指します。
解体は、建物などを壊すのにかかる人件費や重機代(運搬費・使用料・燃料代)となります。
養生は、解体時にほこりが飛散するのを防いだり、解体した廃材が敷地外の道路などに落下するのを防止するため、パイプや足場を組み、専用のシートを張って、建物を囲んでしまう費用となります。
撤去は、解体で場外に搬出される産業廃棄物や再利用可能な建築材などの処理費用です。廃材は法律に定められた通り、品目ごとに分別し、適正に処理しなければなりません。

解体費の相場

マンションは解体費用は、設備や敷地によって一概にはいえませんが、一世帯当り100〜200万円が目安のようです。
延べ床面積当たりの坪単価で5万円程度ともいわれていますので、専有面積70m2だとすると約100万円となり、これに共用部分が加わりますので、ちょうどそのくらいの金額になります。
また、アスベストが使用されている場合、費用がかなり膨れ上がるようです。

超高層(タワー)マンションの解体

超高層とは、建築基準法上では高さ60mを超える建築物をいい、最近のマンションの場合では概ね20階建て以上を指していますが、それでは、超高層マンションの解体はどのように行うのでしょうか?
実は、超高層マンションを建築したゼネコンでも、解体方法などまだあまり考えられていないそうです。
超高層ビルに関して、100年以上の歴史のあるアメリカでさえ、1度しか解体の経験がありません。その際は、建設時の手順を逆さまになぞり、少しずつ切断しながら手間ひまかけて取り壊したそうです。
日本では当分先の話ではありますが、コストと期間がどうなるのか、非常に気になるところです。