使用細則とは?

管理規約が建物の管理または使用についてのマンションの『憲法』とすれば、使用細則は、トラブルを未然に防止し、安全で快適なマンションライフを確保するための『ルールブック』です。
集会室やゴミ置き場など共用施設の使い方、ペットの問題、駐輪・駐車といった事柄は、マンションの立地、構造や設備によって違いがありますし、居住者のライフスタイルの違いにも大きく影響されます。それだけにマナーやルールの遵守は、快適なマンション生活を送るため、非常に大切なことです。

使用細則は、一般的に管理規約と同時に作成され、同時に発効されています。

使用細則で一般的に規定の対象としている事項

1) 専有部分の用途制限に関すること
2) ペット飼育の用途制限に関すること
3) ピアノなど楽器の演奏時間や夜間のステレオ・テレビ等の音量制限に関すること
4) 悪臭や煤煙・漏水等の防止に関すること
5) 危険物や重量物の搬入の禁止・制限に関すること
6) 専有部分の増改築の禁止に関すること
7) 専有部分のリフォーム(模様替えその他各種)工事の制限または実施方法に関すること
8) 塵芥の処理に関すること
9) 屋上、階段室、廊下、エレベーター、集会室など共用部分や附属施設の利用方法、あるいはバルコニー、専用庭、駐車場など専用使用部分の使用方法に関すること
10) 看板、広告物等の掲示の禁止・制限に関すること

中高層共同住宅使用細則モデル

マンション管理組合が使用細則を作成する際、有用な指針となるよう財)マンション管理センターがモデルを作成しています。
現在までに以下の8種類が作成され、幅広く活用されています。財)マンション管理センターのホームページ等で一般に公開されています。

1) マンション使用細則
2) 専有部分の修繕等に関する細則
3) 専用庭使用細則
4) 駐車場使用細則
5) 自転車置場使用細則
6) 集会室使用細則
7) ペット飼育細則例1
8) ペット飼育細則例2

使用細則の変更

使用細則を変更する場合は、総会にて区分所有者および議決権の2分の1以上の決議が必要になります(普通決議)。
但し、管理規約の内容と整合しない変更は、無効となります。これは『使用細則の変更が管理規約の変更を必要とする事項であるときは、規約の変更を経なければ、することができない』と定められているからです。
この場合は、議決権の4分の3以上の特別決議を経て管理規約の改廃をしましょう。