管理リスクの最小化

自然災害や事故など、生活におけるリスクはたくさんあります。また共同生活するマンションには、特有のリスがあります。マンション特有のリスクにもきちんと備えておくことが大切です。

企業同様、マンション管理にもリスクマネジメントが求められる

競争の激しい企業が存続していくには、収益確保だけでなく、リスクマネジメントが欠かせません。マンション管理も同様です。マンションは競争に晒されているわけではありませんが、想定されるリスクに対して、長期的な視野に立って検討していくことが求められます。残念ながらほとんどの管理組合は、発生した問題に対処するだけの組合運営になっています。

企業同様、マンション管理にもリスクマネジメントが求められる

長期的な視野でマンション管理を考えるといっても、非常に難しい問題です。ただ黙っていても、建物の劣化は進みますし、居住者も大幅に入れ替わわない限り高齢化します。この現実を踏まえて、将来の問題を想定することからはじめると良いでしょう。

想定されるマンション管理の具体的リスクとは?

地震や洪水などの自然災害を除くと、想定されるリスクは、カネ・モノ・ヒトに分類されます。マンションによって抱える問題は違うと思いますが、今は顕在化されていない事項でも、潜在的なリスクがあることを踏まえて、早期に検討を始めることがリスクを最小化します。

想定されるリスク

カネ お金に関わるリスク 管理費や修繕積立金の滞納、修繕積立金不足、修繕積立金の横領
モノ 建物・設備の老朽化リスク 外壁落下、耐震強度不足、給水タンクの汚染、エレベーターの故障
施設・設備のアンマッチリスク 駐車場の借り手不足、駐輪場の不足
ヒト 入居者の高齢化リスク 理事のなり手不足、バリアフリー、収入減、孤独死
不注意によるリスク 火事、ガス漏れ、水漏れ、機械式駐車場事故
共同生活マナーのリスク 騒音、ペット飼育、ゴミだし、不法駐車・駐輪、ベランダ不法物、違法リフォーム

またマンション特有のリスクではありませんが、自然災害についても、避難先や経路、緊急連絡網などを決めて置く必要があります。

マンション管理リスクにどう向き合えば良いのか?

理事になりたがらず、総会にも出席しない他力本願な区分所有者が多い中、日常の管理問題でなく、将来の管理問題について意識を高く持つということは、非常に難しい問題です。現実離れしているといっても過言ではありません。但し、老朽化マンションの建て替え問題や耐震補強問題など、長期的な視点でマンション管理を行ってきていない管理組合は、益々厳しい状況に陥ります。

>マンション管理リスクにどう向き合えば良いのか?

世界的な不況が続き、消費税や電気代値上げ問題など益々厳しくなる環境下、マンション生活が破綻しないためには、自らが生活防衛するしかありません。マンション管理会社は、売上に直結しない業務が増えることやコスト削減圧力が高まることを避けるため、危機意識を煽ることはしません。危機意識のある区分所有者が、他を巻き込んでいくしかありません。