良好なマンション管理体制

いくら現状のマンション管理状況に問題があるからといって、自分ひとりで奮闘しても空回りするだけです。課題を解決していくためには、体制作りが大切です。

マンション管理に関心を持つ大きなきっかけは?

マンション管理に対して、分譲時には興味も関心もなかった区分所有者(マンションオーナー)が、関心を持ち始めるきっかけが修繕積立金の値上げです。住宅ローンで四苦八苦している中、分譲2〜3年後ぐらいに、このままの積立額では大規模修繕時に不足が出ることを管理会社から突き付けられるため、マンション管理について深く考えることが多いようです。

マンション管理に関心を持つ大きなきっかけは?

このタイミングで、マンションはこういうものなんだと納得してしまうか、何かおかしいぞと思うかが分かれ道です。このまま丸投げをしていたら管理会社にいいようにやられてしまうと、マンション管理に対して考えるきっかけになることを期待します。

マンション管理のポイントは、長期的視野と合意形成

マンション管理の問題は、マンション管理士にセカンドオピニオンとしてコンサルティングしてもらうことも、ひとつの方法だと思います。但し、当然ですがコンサルフィーが発生しますので、委託業務内容の変更や管理会社のリプレイスなど、スポット対応に留めないと費用的に厳しくなります。ただ注意点としては、折角依頼しても区分所有者が、相変わらず他人任せの意識のままでは、合意形成が取りにくく大きな改善は望めません。

マンション管理のポイントは、長期的視野と合意形成

区分所有者の考え方も十人十色で様々だと思いですが、とにかく自分たちの資産をどのように管理維持していくのか、まずは話し合うことが大切です。その際、短期的な視点でけでなく、長期的な視野に立って考えるようにしてください。マンションの建物や設備は年々劣化していくのです。またマンションだけでなく居住者も高齢化していきます。年々嵩む保守・メンテナンス費用を払い続けることは、容易ではありません。

様々な課題を継続して検討するためのちょっとした工夫

管理組合の理事はほとんどが輪番制となっているため、長期的な視点で活動ができず、目の前に発生した諸問題を解決するレベルで活動が留まっています。また大きな問題は先送りしてしまい、ずっと解決されないままという話もよく聞きます。これは輪番制という体制に問題があります。ただ本業を抱えている区分所有者が専任で担当することは現実的ではありません。また専任制は、権力の集中、情報のクローズなど別の問題も発生します。

様々な課題を継続して検討するためのちょっとした工夫

そこで提案したいのが、最低4人の理事が居るとして、2人ずつ2年ごとの輪番制にするというものです。初年度を軽い役割にし、次年度を理事長など重要なポストに着くことにすれば、長期的な問題も継続して検討することが可能です。これにより、管理会社から引き継ぎを受けるなどの状況を脱し、管理組合が主導的に活動する土壌ができます。