なぜ管理費は高止まりするのか?

バブル崩壊後の長期不況によって、世の中の物価は下がり続けていますが、マンション管理費だけはほとんど下がっていないようです。なぜ下がらないのでしょうか?

マンション管理業界の仕組み

管理会社や管理形態・管理費などは、マンション分譲時に決まっています。ほとんどの場合、マンション分譲会社の系列会社となっています。このため、管理会社の収益となる「管理費」は、高めに設定されています。

マンション管理業界の仕組み

逆に管理組合の修繕貯金である「修繕積立金」は、マンションの販売促進のため低めに設定されています。このため、修繕積立金は入居後に徐々に値上げされることが一般的です。

区分所有者(マンションオーナー)の無知・無関心

マンションを購入した区分所有者(マンションオーナー)は、基本的にマンション管理に興味・関心はありません。当然ですが管理知識がなく、本業を抱えているため、専門家である管理会社にすべてお任せ状態となっています。

区分所有者(マンションオーナー)の無知・無関心

管理組合の理事はほとんどが輪番制となっているため、問題等が発生しても先送りしてしまいがちです。このような状況では、管理会社に対するチェック機能はほとんど働きません。

管理組合と管理会社は利益相反関係

管理組合が支払う「管理費用」は、管理会社にとっては「売上」となります。管理会社は売上計画に対して、受注額が下回らないように腐心するため、管理組合からの強い要請がなければ管理費用の削減提案など一切行いません。利益追求をするのは、会社として当り前のことなのです。

管理組合と管理会社は利益相反関係

このように明確な利益相反関係であるにも関わらず、マンションという資産を任せっぱなしにしているのです。管理の見直しや費用の削減は、管理組合が主導的に動かないと実現できません。