委託契約を見直そう

管理会社は、各種保守業務を専門会社に再委託しています。そこに中間マージンという無駄な費用が発生しています。丸投げを止めることで、費用の見直しを図りましょう。

標準的な委託契約は全部委託方式

ほとんどの場合、管理業務のすべてを管理会社へ一括で委託契約しています(全部委託)。但し管理会社内ですべての業務を実行することはありません。各種保守・メンテナンス業務などは専門業者に再委託しています。

標準的な委託契約は全部委託方式

専門業者の原価にマージンが加わって請求されているため、管理会社への一括契約をやめ、保守・メンテナンス専門業者と直接契約するだけで費用を抑えることができます。

再委託している主な業務

管理業とは、管理事務(出納業務・会計業務・管理運営業務)を業として行うことを言い、受託した管理事務をすべて丸投げ(再委託)することは禁じられています。管理事務以外の管理業務は、管理業とは見なされません。このため、大抵の管理会社は、管理事務以外を専門業者に再委託をしています。

再委託している主な管理業務の一例

管理事務 緊急対応業務 24時間電話受付、要員出動による緊急措置
設備管理業務 消防点検 法定点検=総合:年1回、機器点検:半年1回
エレベーター保守点検 法定点検=年1回
機械式駐車場保守 可動式の駐車場
宅配ロッカー保守 機械監視
貯水槽清掃 法定点検及び清掃=年1・2回
メンテナンス 植栽 剪定、堆肥、害虫駆除(消毒)、芝生管理
雑排水管清掃 汚水・雑排水・雨水管の清掃

委託契約見直しの注意点

全部委託から一部委託にすることで中間マージンが削減されますので、委託費用は下がるはずです。ただ、現在の保守・メンテナンスを担当している会社と直接契約に結び直したとしても、たぶん期待するほど費用は下がりません。管理会社の息のかかっている専門業者のため、管理会社のマイナスになるような価格提示はしないはずです。

委託契約見直しの注意点

一部委託をする専門業者は、管理会社に頼らず管理組合で探すことが基本です。管理会社からも提案をいただくのは構いませんが、必ず、管理組合で直接探し競合させましょう。